五島の想いPOLICY

五島の想い

浜松で本店、製造工場を構えて50年。先駆者の想いを引き継いで。さらにその想いを進化させていく。
全国的に大きなニュースになったシラスウナギの大不漁。疋田社長に原因と対策を聞いた。

疋田社長、本日はよろしくお願いいたします。

こちらこそよろしくお願いいたします。

さてさっそくですが、今年の夏は記録的な不漁ということですが

はい。シラスウナギ(ニホンウナギの稚魚)の漁期は日本は全国的に12月から3月なのですが、今年は前半の12月、1月の漁獲量が平年の5%しかとれないという過去最悪に並ぶ不漁になりました。漁期を4月まで延長しまして、なんとか昨年の5割強を池入れができました。

今年の土用の丑の日はどうなってしまうのでしょうか?

3月、4月に多少収穫できましたが、夏の土用の丑シーズンまでは成長できないため、今夏は新物のうなぎはほとんど出回らないでしょうね。ほとんどが養殖場で大切に保存していたもの、冷凍もの、そして海外ものになるでしょう。そして価格もうなぎ登りとなってしまいそうです。

うなぎの五島さんではどのように対策をとられますか?

うなぎの五島の売りは「白焼」。しかも毎日焼き立てを提供させていただいている白焼です。しかし、そちらを満足にご提供することが難しくなってしまいました。いろいろ方策を考えましたが、今までうなぎの五島をご愛顧いただいているお客様をがっかりさせたくありません。今夏は電話・FAXなど遠隔地のお客様のご予約はお断りし、ご来店いただいたお客様にその日に出している白焼をお求めいただこうと思っています。

では来店しても、白焼が売り切れている可能性もあるわけですね。

「良いうなぎを良い状態にしてその日に焼いたものをお出しする。」単純ですが創業以来ずっとこのスタイルを崩さずにすべて手作業でやっています。せっかくご来店いただいたのに売り切れという状況は非常に心苦しいですが、ご理解いただきたいと思います。ご来店いただく前にお電話をいただければ、その時の商品の状況もお伝えできるのでぜひ連絡をいただきたいと思います。

今、ど~しても五島さんのうなぎを食べたい時はどうしたらいいですか?

どうしてもですか(笑)ウチのメイン商品は「白焼」ですが、今は手軽さから「真空パック」商品も人気です。白焼、蒲焼どちらも用意しています。そちらは在庫をご用意していますので、比較的安定してご提供できると思います。真空パックですので湯煎で温めて食べられますが、温めてから焼いていただいた方か格段においしくなります。詳しくはこのホームページの「おいしい召し上がり方」にありますので、ぜひ試してみてください。

夏以降もこの状態が続いてしまうのですか?

9月ごろになると需要の落ち着きと新物の出荷が徐々に始まるので、10月には例年に近い製造ができるようになると思います。ただし、次シーズンのシラスウナギ漁のスタートである12月から1月の漁獲が回復しない限り、価格は落ち着かないかもしれません。

まだまだうなぎ業界はたくさんの不安を抱えている状態です。

今後うなぎの未来はどうなってしまうのでしょう?

うなぎの安定供給ができない理由は、ウナギの生態が謎に包まれたままであること。マリアナ諸島付近で産卵し、秋から春に黒潮ににって台湾付近を経て日本の沿岸へ来遊すると言われています。不漁は地殻変動の影響があるのではとの説もありますが、正しいとは言い切れません。いずれにしても生態が解明されない限りは、うなぎは漁獲高が予測できない魚類であり自然に任せるしかないのです。

美味しいうなぎを今後も食べ続けたいです。

おっしゃるとおりだと思います。うなぎの五島は静岡県、愛知県を中心に生産者、産地問屋との長年の取引の中でこだわりの品質を保ちつつ、試行錯誤しながら皆様に美味しいうなぎを食べていただきたいと努力しています。今夏は今まで以上にうなぎを食べる機会が限られてしまうでしょうが、その機会に「美味しい」と思っていただけるように努力をいたします。